
流、比島付近で密度流、日本沿岸を流れて北上、偏西風で偏東皮流、北半球では時計廻りで太平洋を還流する。
?狭い水道の湾曲部ではベントサイド(外側、カーブの弧が長い方)で流れが速くポイントサイド(内側)で遅い。
?潮流が岸に沿って流れる場合岸に近い凹凸部には反流(ワイ潮)がある。暗礁の上では急潮となる。
?狭い水道や海峡では逆潮の初期か憩流時に通過する様に心掛ける。(順潮だと舵の効きが悪い)。
?リップカレント引波の通路のこと。
?潮流の一番強い場所は鳴門海峡最強流速約10ノットで流向は北流と南流。最大の海流は日本海流(黒潮)で暖流、土佐沖〜潮岬で平均流速1.3ノット、最強で約3ノット。日本海には黒潮の分枝が沿岸に沿って北上する対馬海流がある。
3. 潮汐ミニ知識
?潮汐とは。
陸地に対し海面が約6時間毎に上下する動きを言います。海面が高くなった状態を高潮、低くなった時が低潮です。1日に高潮が2回、低潮が2回あるのが普通です。航海に必要な特殊書誌である潮汐表には毎日の高低潮の時間と基本水準面と言うレベルから測った高さ(潮高0m)が記載されています。
?上げ潮と下げ潮。
低潮から高潮までは海面は上昇しています。この間を上げ潮(Flood)、高潮から低潮までの間は海面は下降過程にありますので下げ潮(Ebb)と言います。
?停流と憩流。
高潮や低潮の間際では海面の昇降の度合いが鈍くなり停まっている様に見えるので、この状態を停流と言い潮流の向きが変わる時に一時潮の流れが止まるのを憩流、俗に「潮がたるむ」等と言います。
?海のレベル。
長い間潮の干満を計測して、もうこれ以上潮が引くことは先ず無いとして決めたレベルを基本水準面(略最低低潮面)と言い、干出岩の高さや水深、海中にある暗礁は皆このレベルから測ります。ですから海図に書いてある水深の所で測深すると大抵深く測りますので海図の水深を基に行動していれば安心です。反対にこれ以上潮が昇る事は無いとして決めた水位を略最高高潮面と言い海図に書いてある海岸線はこれを基に描かれています。又基本水準面と略最高高潮面との間に平均水面と言うレベルが有り
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